こういう形でブログなどで「顔のたるみ」について文字で表現するようになって・・実は、3年ほど経ちます。なぜ、人の肌は老化すると「たるむ」のか?という疑問から始まりました。
様々なことを学んでいくうちにやはりぶつかるのが「アミノ酸」の存在です。
ブログなどを始める前までは、私にとってアミノ酸と言うのは、「うま味成分」という認識しかなかったので、人間がアミノ酸でできているということなど考えたこともなかったんです。
ずっと前から「アミノ酸」は好きだったんです。コンブ、カツオ、雑魚、くず野菜などから出汁をとった時のうま味成分は「癒される~~」と叫びたくなるほどのうま味が凝縮しています。
しかし、美容のことを勉強するようになって再びアミノ酸の存在を違う形で感じるようになりました。どんだけアミノ酸ってすごいのだろう~~!
でも、勝手に自分なりに理解しちゃったんですよね。人間は、アミノ酸でできているので、様々な場面で、アミノ酸を感じることができるのかもということを!
顔のたるみケアの為に知っておきたいアミノ酸が筋肉、細胞に及ぼす効果
人間が生きていく為に最も重要な栄養分は、たんぱく質と言われています。たんぱく質を合成する為にアミノ酸が必要になります。
お肌にとって大切であり、減少してしまうと顔のたるみの原因にもなるといわれているコラーゲンやエラスチンもたんぱく質の一種です。
また、加齢とともに筋力が低下すると言われる表情筋もたんぱく質で構成されています。
人間は、水以外にデンプンや脂肪だけ食べていると長く生きていけません。しかし、最低量のビタミン数種があればたんぱく質だけでも比較的長く生きていられることが明らかになっています。
人間が食事からたんぱく質を取り入れるのは、体に必要なエネルギーを作るためと体内でたんぱく質を合成するための原料となるアミノ酸を取り入れるためです。
先程もお伝えしましたが、たんぱく質は、筋肉を構成している主成分ですから、筋肉は、アミノ酸からできています。
スポーツや運動をするとアミノ酸の必要量がかなり高まります。アミノ酸は、摂取してから30分という早さで吸収されます。
人間の体を構成するアミノ酸は20種類あります。その20種類のアミノ酸は、必須アミノ酸と非必須アミノ酸の2つに分けることができます。
必須アミノ酸は、体内で合成できないことから食事などで必ず摂取する必要があります。必須アミノ酸は、通常バランス良く食事をすることで問題なく摂取できるものと言われています。
一方、非必須アミノ酸は、日常的に体内で作られるアミノ酸であり、体内で重要な働きをしているアミノ酸であるとも言われています。
アミノ酸が肌に及ぼす効果とは?アミノ酸不足は顔のたるみを引き起こす
「肌年齢」という言葉を良く聞くことがあります。年齢を重ねた女性にとっては、ちょっとドキドキする言葉ではないですか?自分の肌年齢・・どのくらいなのかしら?と考えてしまうこともあります。
同じ年齢の女性が集まった場合でも、お肌の状態が少し違うだけで、若く見られたり、老けて見られたり差が出ますよね。
さて、では、お肌のどの部分にアミノ酸が存在しているの?ってことですが、至るところでアミノ酸は重要な役割をしているようです。特に代表的な働きとして3つの役割があります。
- アミノ酸は角質層の天然保湿因子(NMF)の主原料
- アミノ酸はコラーゲンを作る原料
- アミノ酸は血液にも重要
1.アミノ酸は角質層の天然保湿因子(NMF)の主原料
お肌の角質層には、天然保湿因子(NMF)が存在しています。天然保湿因子(NMF)は、お肌の水分を保ち、角化細胞同士を支える役割をもつ成分で、シワや顔のたるみを防ぐ働きを担っています。
天然保湿因子(NMF)は、尿素、アミノ酸、クエン酸、乳酸などから構成されています。そのうちアミノ酸は、40%を占めています。
2.アミノ酸はコラーゲンを作る原料
コラーゲンは、体内の至るところに存在する栄養素です。体内のコラーゲンのうち40%は、お肌に存在し、お肌のハリや弾力の維持に欠かせない役割を果たしています。
また、体内のコラーゲンのうち20%は、骨や軟骨に存在し、残りは血管や内臓に存在していると言われています。
このように様々なところに存在しているコラーゲンの元となっているのがアミノ酸です。
しかし、コラーゲンは、加齢とともに減少してしまうものです。ある程度、年齢を重ね、コラーゲン不足を感じた場合には、積極的に取り入れることが若々しさを維持することにはおすすめです。
しかし、コラーゲンは、お肌の真皮に存在するもので、アミノ酸を多く含む化粧品アイテムを使用した場合、真皮まで浸透させることが難しい部分です。
3.アミノ酸は血液にも重要な存在
アミノ酸のうちアルギニンやオルチニンなどの代謝に関わるアミノ酸は、お肌の血流を促進させ、新陳代謝をあげる働きをしています。シミやそばかすにも効果が期待できると言われています。
お肌のターンオーバーが乱れると古い角質が滞ってしまうことになるので、お肌が硬くなり、化粧品成分の浸透を妨げる原因になります。
それによって、お肌の乾燥が進みバリア機能が低下し、顔のたるみの原因となり活性酸素が増加するなど悪循環に陥ります。
体内のアミノ酸不足を避けるためにも、ある程度年齢を重ねた場合には、日々の習慣としてアミノ酸摂取を心掛けることは大切です。
アミノ酸が不足すると人間はどうなる?顔のたるみも大変!?
規則正しく、バランス良い食事していればアミノ酸が不足することはないと言われています。
しかし、お菓子やジャンクフードの食べ過ぎなど偏った食事やダイエットを理由に低カロリーの食事しかしないなどの食事制限をするとアミノ酸が不足したり、バランスが崩れたりします。
上記でもお伝えしましたが、激しい運動した場合にもアミノ酸がエネルギーとして消費され、疲労を感じやすくなります。
アミノ酸が不足した場合に現われる主な症状
- 肌や髪のトラブル
- 筋肉量の低下、やせにくくなる
- 免疫力の低下
- 集中力・思考力の低下
1.肌や髪のトラブル
上記でもお伝えしたように、コラーゲンは、お肌のハリや弾力を維持する働きをしています。そのコラーゲンは、主にたんぱく質から構成されています。
また、髪の毛の大部分もたんぱく質で構成されています。たんぱく質が不足すると枝毛、切れ毛の原因に繋がります。白髪や薄毛を招く可能性もあります。
2.筋肉量の低下、痩せにくくなる
ダイエットなどのために低カロリーの食事を続けていると体に必要なエネルギーを得ることが難しくなります。
すると体は、飢餓状態の危険を回避する為に筋肉を分解して必要なエネルギーを確保しようとします。
このように筋肉が分解されると筋肉量が低下してしまうので基礎代謝量も低下してしまうことになります。これによって太りやすく痩せにくい体質へと変化してしまいます。
3.免疫力の低下
しかし、人間の免疫力は、加齢とともに徐々に低下していくと言われています。また、激しい運動、過剰なストレスなどが原因で低下するともいわれています。
そこで、人間の体の免疫力をアップさせ、病気を予防する効果があるのがアミノ酸の中のシスチン、テアニンです。
また、体内の老廃物の排出、解毒作用、代謝活動などを司る肝臓の働きをアミノ酸がサポートすることも明らかになっています。
4.集中力・思考力の低下
また、日中の集中力を保つための睡眠の質を上げるグリシンもアミノ酸の一種です。その為、たんぱく質が不足するとこれらが脳内で生成されず、集中力が低下することになります。
顔のたるみケアを助けるアミノ酸の特徴・性質とは
アミノ酸は、化粧品、シャンプーなどに使われる他に医療分野でも使われていることが多い様です。その理由として、アミノ酸独特の性質が理由の一つにあるようです。
アミノ酸は、たんぱく質を一番小さく分化して得られる成分です。非常に小さい分子量です。
一方、コラーゲンやヒアルロン酸などは、分子量が大きい為、直接肌に塗布しても浸透しにくい成分と言われています。
しかし、今は、ナノ化技術が発達してきたため、コラーゲンやヒアルロン酸もお肌に浸透しやすいものに変化させることが可能になってきています。
しかし、どこまで浸透させることができているのかが化粧品では不透明な部分があります。
角質層に存在する天然保湿因子(NMF)は、アミノ酸で構成されているので、角質層に十分なアミノ酸が存在することでお肌は、潤いを保つことができます。
真皮のコラーゲンやエラスチンの減少を補おうとした場合には、化粧品アイテムでは頼りない場合がありますので、食事やサプリメントなどで効率よく補うことでお肌の潤いを取り戻すことが可能になります。
その場合には、たんぱく質を摂取するよりもアミノ酸の摂取を心掛けることをおすすめします。
顔のたるみケアの為に摂取しやすいアミノ酸とは
アミノ酸は、毎日の食事から摂取することが大切です。お肌に良いアミノ酸とそれを豊富に含む食材を知って、積極的な摂取を心掛けることで年齢に負けない、たるまないお肌を目指すことができます。
アミノ酸 | 特徴 | 多く含む食品 |
アスパラギン | 角質層の新陳代謝を促進させます。角質の水分を保持して肌の潤いを保ち、乾燥を防ぎます。 | 大豆もやし、サトウキビ、れんこん・タケノコなどの根菜類、肉類など |
セリン | 体内に吸収されたたんぱく質やアミノ酸からコラーゲンを合成する時に必要なアミノ酸です。ダメージを受けたコラーゲンを修復する働きがあります。 | 牛乳、高野豆腐、かつお節など |
プロリン | 体内に吸収されたたんぱく質やアミノ酸からコラーゲンを合成する時に必要なアミノ酸です。ダメージを受けたコラーゲンを修復する働きがあります。 | 豚肉、動物性ゼラチン質、小麦たんぱく質、大豆たんぱく質など |
必須アミノ酸 | 良質なたんぱく質(コラーゲン)の生成に必要なアミノ酸です。 | マイワシ、鮭、マグロ、サンマなどの魚介類。卵や大豆からも摂取することが可能です。 |
いかがでしたか?アミノ酸が多く含まれる食材と言うのは、本当に身近なものから摂取できることが解りますよね。
顔のたるみケアに期待できるアミノ酸配合のおすすめ化粧品
今までは、アミノ酸を体の内側から摂取する場合について、お伝えしてきましたが、今度は、アミノ酸配合の化粧品についてです。
特に、お肌の潤いに大切な保湿天然因子(NMF)は、化粧品成分が浸透しやすい角質層に存在しています。
その為、アミノ酸配合の化粧品を直接お肌に塗布することでアミノ酸効果を実感することも可能です。
私が実際使って、スゴイ!と実感し、お気に入りのアイテムをお伝えします。
アミノ酸と言うと「味の素」というイメージが強くないですか?ジーノ化粧品は使ってみるとアミノ酸のすごさがとても良くわかります。
もちろん、ラインで使うことがおすすめですがローションだけでもお試しする価値はあると思います。使い続けるうちにお肌がぷっくり感じられます。
トゥヴェールのローションは、お肌の保湿を助ける9種類のアミノ酸の他に肌細胞に働きかけるEGFも配合されているローションです。
年齢を重ねたお肌にしっかり応えてくれる成分が多数含まれているのに購入しやすい価格なんです。
今回は、ローションだけお伝えしましたが、ジーノ化粧品もトゥヴェール化粧品も乳液、クリームも優秀なのでおすすめです。また、次回以降にお伝えしますね。