化粧品検定は、1年に2回行われる検定です。以前から、美容関係の仕事をしている方が受けるイメージがありました。
私が化粧品検定を受験しようと思ったきっかけや受験当日まで、どのような勉強をしたのかなど、私が実際に行ったことをお伝えします。
これから化粧品検定を受けようと考えている方の参考になれば嬉しいです。
化粧品検定1級を知ったきっかけ
私は、化粧品メーカーで仕事をした経験はありません。また、エステや美容院などの美容系の仕事もしたこともありません。
化粧品メーカーや美容系のお仕事をしている方は、職場等で化粧品検定について話題になったり、受験することを進められる様ですが、私は、全くそのような環境とは、無縁の生活でした。
化粧品検定を知ったのは、ある美容系のブログのプロフィール欄に「化粧品検定1級取得」という言葉を見かけたのがきっかけでした。
その時は、「化粧品検定と言うのものがあるんだ・・」と思ったくらいで、すぐに受験しようとは、思いませんでした。
そこで、以前見かけて頭の片隅にあった「化粧品検定」というキーワードで検索して、どんな試験なのか調べるようになりました。
化粧品検定について
出題範囲とされている2級、1級のテキストは、美容皮膚科学、化粧品の基礎知識、法律などの各分野の専門家40名以上に監修された奥深い内容になっています。
近年のSNS等の発達による情報過多社会において、正しい知識を得ることで必要なものを取捨選択できる力が身につきます。
また、自分自身の美容知識として、あるいは化粧品のプロフェッショナルとして、日々の生活や仕事などで活用できる幅が広がります。
2年前の2018年は、のべ36万人の受験者数でしたが、2020年には、77万人の受験者数でした。年々、美容知識を高めたいと思い、学ぶ方が増えているということになります。
(参考サイト:化粧品検定協会)
化粧品検定は、年齢や学歴に関係なく受験できるので、受験者の年齢層が幅広いのも特徴のようです。
若い方では、10代で受験されている方もいらっしゃいますし、60代で挑戦されている方もいらっしゃるようです。
(参考サイト:化粧品検定協会)
ここだけの話ですが・・・既に私はアラフィフでして・・同じ年代の女性は、見かけなかった印象です。
私にとって、検定試験を受験するというのは、数十年ぶりくらいのことだったので、とても刺激になって良い経験ができました。
化粧品検定1級の出題範囲
化粧品検定には、3級、2級、1級があります。化粧品検定協会からはテキストとして、2級、3級対策テキストと1級対策テキストの2冊が発行されています。
化粧品検定1級を受験する場合は、もちろん1級の対策テキストを覚えることが必須ですが、その他に2級のテキストからもいくつか出題されるので2級の知識も必須と言うことになります。
化粧品検定協会から公表されているそれぞれの試験内容は、以下になります。
(参考サイト:化粧品検定協会)
化粧品検定1級の受験費用
化粧品検定1級の受験費用は、13,200円(税込)です。少し、高いかな・・と思いますが、申し込んでしまったら、「絶対合格しなきゃ!」という気持ちが沸いてきます。
因みに、2級は、6,600円(税込)です。2級と1級の併願受験も可能なので、一気に合格したい場合は、19,800円が必要になります。
支払い方法は、クレジットカードか銀行振込を選べるので、都合の良い方法で支払いが可能です。個人で申し込む場合は、化粧品検定協会の公式HPから申し込みが可能です。
化粧品検定1級合格の為に実際やった勉強方法
化粧品検定は、年齢や学歴に関係なく、誰でも受験できる検定試験です。2級から受験しても大丈夫ですし、いきなり1級から受験しても大丈夫です。
3級は、WEB受験で無料で受験できるので、力試しのつもりで気軽に受験してみることをおすすめします。
美容関係のお仕事をされている方は、毎日の仕事の中で美容に携わることで、知らず知らずに知識が蓄積されているということがあるかもしれません。
しかし、私のように、美容関係の仕事をしていない場合は、自分から知識を得ようとしない限り、脳の中に定着させることは難しいです。
ですから、美容関係の仕事をしていない方が受験する場合、少しづつでも毎日、テキストを読んだり、美容系のことに触れることが大切だと思います。
試験当日は、マークシートなので、美容成分などの名前は、しっかり覚えなくてもなんとかなるかな・・と甘く考えていた部分もありました。
また、一つの美容成分でシャンプーや石鹸にも使われたりする成分などは、自分なりにまとめて覚えておくと効率が良いと思います。
ノートを作っておくと、試験当日の数分前にも短時間で復習できたりするので、便利だと思います。
ノート作りの他には、暗記カードも作って、電車の移動などでは、ひたすら暗記カードで成分の働きなどを覚えました。
覚えて自信がついた項目については、印をつけたり、付箋を貼ったりして、最終的に、暗記の漏れも無いように勉強しました。満遍なく暗記することで、自信につながります。
化粧品検定1級合格の為の実際やった勉強期間
私は、3級のWEB受験→2級の受験→1年後1級の受験という形で進みました。2級の受験の時は、本気でテキストを読み始めて、問題集に取り組み始めたのは、受験日の1ヶ月半ほど前からです。
その1年後に1級の受験をしようと思い、1級のテキストを読み始めたのも受験日の1ヶ月半くらい前からでした。
一気に覚えるというよりは、1日30分~1時間ほどの時間を毎日続けることで記憶に定着させることができると思います。
1級の受験の時は、2級のテキストからも出題されますので、受験日の1週間前に2級のテキストの復習に当てたという感じです。
化粧品検定1級の合格基準
化粧品検定1級の合格基準は、正答率70%前後で合格できるとされています。問題数は、60問あり、試験時間は60分なので1問に1分かけることができます。
また、正答率70%と言うことは、18問間違えて大丈夫と言うことですから、しっかり、勉強しておけば、かなりの確率で合格できる可能性があります。
因みに、2級の場合は、試験時間が50分と短めなのに問題数は、1級と同じ60問です。1問に1分かけていると時間が足らなくなります。
2級の方が案外、体系的な問題や問題文を最後まで読まないと間違いやすい問題が多かったように感じ、かなり焦って最後、解いた記憶がありました。
化粧品検定試験開催地について
化粧品検定の開催地は、札幌、仙台、東京、横浜、さいたま、千葉、静岡、名古屋、京都、大阪、福岡で行われています。
最近では、特別開催地として盛岡、宇都宮、長野、金沢、奈良、神戸、岡山、広島、高松、鹿児島、那覇などが追加開催地となているようです。
化粧品検定合格対策セミナーの必要性について
化粧品検定協会のHPを訪れると検定合格対策セミナーのご案内があります。受けるべきか迷いますよね。
また、出題頻度や重要性の高い部分などは、丁寧に説明して下さったり、長い成分の名前の覚え方等も教えて下さったりして、かなり、勉強になることが多かったです。
常に、美容のお仕事に携わっている方は、必要ない事かもしれませんが、私は、美容の仕事もしたことがなかったので、全てのことが刺激的で勉強になりました。
化粧品検定1級を受験しての気付き
化粧品検定1級を合格してみて今、感じていることは、合格しても、それを使えるようにならないと意味の無いものになってしまうということです。
その為に、コスメコンシェルジュになる為に学びを深めてみました。更に、もっともっとと欲が出てくるので、今後も学び続けていきたいと考えています。
学び続けることが人生にとって必要ならば、好きなこと、やりたいことを学び続けた方が日々の生活が実りある日々になるのでは・・?と感じているところです。
そういえば、受験当日ですが、本人確認書類が必要になります。受験票にも記載があるのですが、ついうっかり忘れてしまう方が多かったように思いました。
忘れず持っていくように事前に準備しておくことをおすすめします。
テキストと問題集を何回か繰り返し覚えることで、確実に合格できる試験だと思います。